

ア ベ ル
AVEL

「……大丈夫。お前は、星に選ばれただけじゃない。
ちゃんと、俺たちが傍にいる。」
名前 アベル・フェンリオス(Avel Fenrios)
年齢 20歳
身長 174cm
性格 冷静でクール。
口数は少ないが、内に熱いものを秘めている。面倒見がよく、ステラの抑え役。
武器・能力
精霊術士。契約した精霊を通じて攻撃・支援・防御を行う。精霊は基本的に「擬人化」しないマスコット系。
契約精霊
・空のうさぎ精霊:高速移動や風の刃での攻撃。ピョンピョン跳ねながら喋る。
・大地のふぐ精霊:防御力が高く、地面を隆起させて守る。ぼよんとした体。

精霊との出会い -Avel
それはまだ彼が6歳のとき——
とある山村で、アベルは一人で森に迷い込んだ。
空は曇り、雨が降り始め、道はぬかるみ、転んでも誰も来てくれなかった。
泣きたかった。でも、泣いてはいけない気がした。
「……誰も、来ないのか」
そのとき——
ふわりと風が吹き抜け、目の前に小さな光が現れた。
風の中でぴょこぴょこと現れたのが、**小さなうさぎの精霊**だった。
「あれぇ? 君、迷子なの? あたしが案内してあげよっか!」
続けて、地面が軽く揺れ、**ぼよぼよした大きなフグのような精霊**が姿を現した。
「フー……だいじょうぶ……こわくない、フー……」
彼らは何の見返りも求めず、少年に寄り添い、笑顔にしてくれた。
それ以来、アベルは「精霊術士」としての素質を開花させる。
彼にとって、**精霊は“初めて自分を必要としてくれた存在”**だった。

封じられた記憶 -Avel
アベルの心には、**どうしても思い出せない“空白”**がある。
それは、両親と暮らしていたはずの幼い日の“ある事件”。
夢の中で時折見る。
──血のように赤い空、崩れた家、何かに叫ぶ自分。
でも、肝心なところで“ノイズ”が走り、いつも視界が閉ざされる。
「……見ちゃいけない。あの記憶は、俺の手を……血で染めるから。」
彼の記憶には、“魔素の暴走”によって家族を失った痕跡がある。
だが、本人はそのとき「自分が何をしたのか」を明確には覚えていない。
精霊たちは知っている。
だが、それをあえて語らないのは、
**「アベルがその事実を受け入れられる時まで、待っている」**から。
「今はまだ、言わなくていいよ。君は変われたもん。ちゃんと、あの日と違って。」
「フー……いまのアベル、やさしい。たたかわないで、いい……フー」
そして、ステラと出会ったことで、アベルの心は少しずつ動き出す。
「俺の過去がなんだって、関係ない。今の俺は、お前と一緒に進むって決めたんだ。」